妊娠中の不安定な気持ちの対処法と病院のかかり方

新しい命を授かって喜びに包まれる中、妊娠中は何かと不安な気持ちを感じてしまいがちです。自分が食べたものや自分の生活習慣などによってお腹の中の赤ちゃんに何か影響を与えてしまうことはないのか、誰もが不安定な気持ちを抱えてしまうのも無理のないことです。でも、だんだん大きくなってくるお腹は赤ちゃんがすくすくと育っている証拠で、日増しに愛しさが増してくるという、妊婦だけが味わうことのできる特別な時間を不安定で暗い気分で過ごすのではなく、正しい知識を持って少しでも前向きに楽しく過ごせるような工夫をしましょう。

妊娠中に心配されるのが妊婦自身が病気にかかった時の対処です。これまで妊婦が服用した薬などによって胎児の成長に影響を与えてきたいわゆる薬害の歴史を知れば、安易に薬などを服用することは絶対に避けたいものです。基本的には妊娠中は自己判断で市販薬などを飲むことは避ける必要があります。健康な時なら何でもないようなちょっとした風邪のような症状を感じる時も、たとえば咳が止まらなかったり頭痛や発熱などがあって体が辛い状態になった時には、普段飲んでいる鎮痛剤や風邪薬などを自己判断で飲むのではなく病院を受診して薬を処方してもらう方が安心できます。特に仕事をしている妊婦の場合、妊娠中の健診などでも仕事を休まねばならない機会も多く、風邪くらいの症状でいちいち病院にかかるのにちょっと抵抗があるという人もいるかもしれません。でも、自分が不用心に薬を服用してしまったことで赤ちゃんにどんな影響が出るかわからない状態を考えれば、そこは病院で専門の医師の診察を受けることがどれほど大切なことかがわかります。

そして妊婦を悩ませるのが自分が風邪などにかかって体調が悪くなった時に何科を受診すべきなのかという点です。普段なら内科や耳鼻科にかかるような症状の時でも、まずは定期的に健診を受けているかかりつけの産科を受診する必要があります。特に妊娠中に飲んでも安心な薬を選んでもらえるし、産科なら胎児への影響に関するチェックもしてもらえるので不安な気持ちを解消することにもつながります。風邪などの症状で産科を受診するにあたっては、まずは電話で今の症状を説明して事前に相談するようにしましょう。自分自身ではただの風邪だと思っていても実は感染力の強い病気であることも考えられるため、そのまま集団感染の原因になることを予防するためにも、事前に電話で相談することで適切な処置を受けられるようになります。